ウィンドウズ開発統括部

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6月 2006 Entries


衛藤です。

ITMedia1月のニュースにこういった記事があったので既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、あのKing Crimsonの主であるRobert Frippの音楽がWindows Vistaで使われる予定です。このレコーディングの模様を収録したビデオがRobert Fripp - Behind the scenes at Windows Vista recording session というビデオでChannel9に公開されています。私は、Robert Frippが好きなのでかぶりつきで観ました。紛れもない彼のスタイルでアンビエントなギターを弾いています。凄いです!このビデオはファンにとっては感動モノです。

King CrimsonコンサートDVDを観たことがある人はわかると思いますが、ステージでもRobert Frippスポットライトを浴びずに奥まった暗いところで座って静かに(でも強烈な)ギターを弾いています。きっとこのビデオの部屋も暗くしてくれという注文があったのでしょう。それにしてもこういったシーンが撮影許可されていること自体が驚きです。とにかくこのビデオは私にとっては永久保存版です。Raw materialは、34時間あって、そこからほんの数秒の素材になるというから贅沢な話です。この raw material、何とか手に入らないだろうかと画策中

Windows 95ではBrian Enoがスタートアップサウンドを作曲し、その10年後のWindows VistaではFripp & Eno としてEnoとのコラボレーションでも知られているRobert Frippが担当するという豪華リレーで、音楽ファンにとっても実に魅力的なOSと言えそうですね。J 大いに期待してください!

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月30日 8:16


及川です。

IEBlog に投稿された Internet Explorer 7 Beta 3 for Windows XP (and more) Now Available でアナウンスされていますが、IE7 のベータ3(英語版)がリリースされましたIE7+ の発表で説明したように、IE7 は Windows XP?および Windows Server 2003 向けの IE7 と Windows Vista 向けの IE7+ に分類されます。今回のリリースは Windows XP と Windows Server 2003 用の IE7 向けのものです。IE7+ については次回の Windows Vista の評価版に含まれます。

ベータ3では、次のような改善が図られています。

  • メールアイコンの復活(本ブログのコメントでもリクエストのあったものです)
  • ダイアログのカスタマイズ
  • タブのオーダー変更
  • 拡大表示した際の水平方向のスクロール
  • すべての RSS フィードのオンデマンド更新と「すべて読む」状態への設定

また、ベータ3は IE に対してリリースされたすべての更新プログラムを含んでいます。

以前のベータと同じように、ベータ3のインストールは事前にベータ2(もしくはそれ以前のベータ版)のアンインストールが必要です。詳しくはリリースノート(英語)をご覧ください。

日本語版を含む他言語版も近日中にリリース予定です。お楽しみに。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月30日 8:06


及川です。

IE7 ベータ2日本語版リリースからだいぶ経ってしまいましたが、やっと日本語版リリースノートが用意できました。以前のポストでリリースノートの抄訳を掲載させていただいておりましたが、今回はインストールなどに関係する部分だけでなく、すべて翻訳させていただいています。IE7 ベータ2をご評価いただく際には、是非ご覧ください。

よろしくお願いします。

マイクロソフト
及川卓也

P.S. 以前のポストも更新させていただきました。

?

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月28日 23:31


及川です。

microsoft.com/japan のサイトに続いて、本ブログにおいてもメイリオが使われるようになりました。ウィンドウズ開発統括部だけでなく、すべてのブログにてメイリオが使える環境(=Windows Vista からご覧いただいている環境)では、メイリオでご覧いただけます。新しいフォント環境をお楽しみください。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月28日 16:58


及川です。

Windows Vista Product Guide がダウンロードセンターから入手できるようになりました。このドキュメントは Windows Vista の機能全般を解説したもので、現時点では Windows Vista の機能を一通り把握する唯一のドキュメントと呼んでもよいでしょう。

今までは、このようなドキュメントをご紹介する際、「ごめんなさい。英語のみです」と謝らなければいけないことが多かったのですが、ご安心ください。日本語です!

300 ページ近くの読み応えのあるドキュメントです。ご堪能ください。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月27日 19:26


及川です。

JANOG18 Meeting において「ほっといたら IPv4 運用に影響を与える IPv6 の話」と題するプログラムでお話をさせていただくことになりました。

もしかしたら、このブログをお読みになっている方には馴染みが無いかもしれないので、簡単に紹介しますと、JANOG とは JApan Network Operators' Group の略で、日本のインターネットを支えているオペレータを中心としたネットワーク技術者の集まりです。年2回 JANOGミーティングというものが開催されており、今回が18回目となります。

ほっといたら IPv4 運用に影響を与える IPv6 の話」は私とアンカーテクノロジー株式会社の國武さんでスピーカーを務めさせていただき、全体の取りまとめである PC(プログラム委員)はNEC アクセステクニカ株式会社の川島さんが担当していただきます。

内容は、JANOG18 Meeting にすでに掲載されている Abstract を引用します。

ABSTRACT

NTT 東西をはじめとする IPv6 サービスの普及や、 年末年始に Windows Vista (IPv6 は Default Enable)の発売が 予定されています。このような状況下、既存の IPv4 運用(ISP/企業問わず)にも 少なからず影響を及ぼす事象が確認されており、 今後顕著化するものと考えられます。 本セッションでは、ほっといたら IPv4 運用に影響するIPv6課題を提示し、 その課題について参加者の皆さんと議論/対策検討を行うことで オペレータ間で共通認識を持ち、必要な対応を行っていきたいと 考えます。

少し補足すると、JANOG17 Meeting での「IPv6 の今そこにある危機」や v6fix で指摘/議論されているような内容について、Windows Vista における対応などをお話させていただく予定です。ただ、私の話はそれほど長く取る予定はなく、それよりも参加される皆さんとの議論に時間を多く使いたいと考えております。

JANOG18 Meeting の開催概要は以下のとおりです。

■ 開催日程

  2006年7月13日(木) 10:00~17:00
         14日(金) 10:00~17:30
■ 開催会場

  パナソニックセンター東京(東京・有明)

出席登録を含む詳しい情報については、JANOG18 Meeting のサイトをご覧ください。

興味ある方は是非積極的なご参加をお願いします。なお、登録締め切りは今月中ですので、興味ある方はお急ぎください。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月26日 15:05


及川です。

Windows Vista ベータ2をお使いになっている方はすでに気づかれていると思いますが、今回のベータ版ではヘルプコンテンツを機械翻訳で日本語に翻訳し、提供させていただいております。

すでに、マイクロソフトではサポート技術情報(KB: Knowledge Base)の一部などで機械翻訳で訳したコンテンツを提供させていただいておりましたが、今回はその試みを製品のベータ版のヘルプに対しても拡大させていただきました。

ヘルプの中の「機械翻訳についての免責事項」にも書かせていただいておりますが、今回の機械翻訳はベータ版ご利用のユーザーの方にのみ提供させていただくもので、機械翻訳された結果に対して、なんら人的な確認・修正を加えておりません。製品版では従来と同様、人的な作業により翻訳されたヘルプが提供されます。

現時点の機械翻訳技術では翻訳品質にまだまだ改善の余地があることは、この機械翻訳されたヘルプをご覧になっていただければわかると思います。しかし、マイクロソフトとしては、たとえ品質的に完全でなかったとしても、英語のみのヘルプの提供よりは皆様にヘルプの内容をご理解いただけるのではないかと思い、今回機械翻訳にて日本語のヘルプを提供させていただきました。実際には英語のオリジナルのヘルプと対比させないと理解できない文も多くあると思いますが、そのような場合にも、クリックひとつで英語のオリジナルのヘルプコンテンツを表示できるようにしてあります。「English content: XXXX」という部分をクリックしていただくことで、以下のように英語のオリジナルコンテンツを表示することができます。

ソフトウェア製品のローカライズ作業に携われた方ならご存知だと思いますが、ソフトウェア本体のグローバライズやローカライズに加えて、ヘルプコンテンツやドキュメントの翻訳というのが実は大変大きな作業量を要求するものになります。さらに、ベータの段階では、ヘルプコンテンツやドキュメントは英語版本体でもまだ内容が確定していない場合も多く、労力をかけて翻訳をしても、最終製品に向けての作業で再度やり直しになることも少なくありません。

このような状況の中で、今回、ベータ版に対してのヘルプコンテンツの翻訳を機械翻訳で行うことをパイロットプログラムとして行わせていただいております。今後も同じような試みを続けるかどうかについては、今回の皆様からのフィードバックを元に慎重に検討し、決定させていただきたいと考えております。つきましては、今回のこのパイロットプログラム(ヘルプファイルを機械翻訳で提供すること)に対して、ご意見がありましたら、コメントをいただければと思います。いただきましたコメントはすべて目を通させていただき、今後の参考にさせていただく予定です。

[7/24 追記] http://www.exconn.net/Blogs/windows/archive/2006/06/22/13855.aspx?にアンケートサイトの案内をさせていただきました。ご意見は、引き続き、この投稿のコメントでも良いですが、可能であれば、アンケートサイトでのアンケートにご協力ください。

よろしくお願いします。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月22日 17:22


衛藤です。

今日は午後から品川プリンスホテルで開催された WinHEC 2006 Tokyo に行ってきました。WinHEC は Windows に関連した PC および周辺機器を開発されているハードウェア開発パートナー様が主な対象で、5月に U.S. で行われた WinHEC 2006 のサブセットになります。
私は Windows Server "Longhorn" に関するセッションしか参加しなかったので、そちらの簡単な報告をします。他のブレークアウトセッションやキーノートについては他の記事を参照していただければと思います。
現地に到着したのが、13:20頃だったので午後最初の「Windows Server "Longhorn" 概要」は聞き逃しました。高添さん、ごめんなさい。

続いて Mark Kieffer による Virtualization のセッションが2つ続きました。1つ目は、「Windows Server Virtualization の新機能とシナリオ」 というタイトルで、Windows Server Virtualization の以下の4つのシナリオが紹介され、その後アーキテクチャのハイレベルな情報、各機能が4つのシナリオにどうささっていくかについて説明されました。
- サーバー統合
- ビジネス継続性 - いかにダウンタイムを最小限にするか
- ダイナミック データセンター
- テストと開発

2つ目も Mark Kieffer による「Hypervisor、Virtualization Stack と デバイスの仮想化 アーキテクチャ」というセッションでした。ここではもう少し踏み込んだ内部の詳細なアーキテクチャの説明があり、ローレベルAPI/ハイレベルAPI、Virtual Device (VDev)、Virtualization Service Provider (VSP)、そして Virtualization Stack などが説明されました。
どちらのセッションも活発なQ&Aが行われていました。有難いことです。

3つ目は、Kevin Rhodes による「Network Access Protection (NAP): 概要とアーキテクチャ」です。NAPの必要性の背景から入り、NAPの各要素 - Policy Validation, Network Restriction, Remediation, Ongoing Compliance が説明され、(私にとっては馴染みのあるスライドで)ネットワーク境界とホスト境界でのNAPの動きが説明されました。開発者向けという事で、NAPを拡張する為のAPIの紹介も興味深い内容でした。

最後は、エバンジェリスト奥主さんによる「IIS 7 概要とアーキテクチャ」でした。IIS 7 のコンポーネンタイゼーションがいかに凄いかがわかりやすく紹介されていました。それから、一押しのサイトとして http://www.iis.net が紹介され、実際にこのサイトに掲載されている内容もいくつか紹介されました。詳細は、Hiroshi Okunushi's blog で紹介されることを勝手に期待して省略します。(^^;)

以上簡単な WinHEC サーバーセッションのレポートでした。どのセッションもほぼ満席で、各セッション後も会場入り口近くの Ask the Speaker のコーナーで熱心な質疑応答が行われており、パートナーの皆様の関心の高さを再認識した1日でした。

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月20日 20:53


及川です。

IE7 ベータ2 日本語版リリース」の投稿へのコメントで指摘をされていたのですが、JavaScript:location.href="" の動作にIE7 ベータ2では不具合があります。

具体的に説明します。以下のような HTML の記述があったとします。

MSN
MSN

この2つ目の target="_blank" を含む場合、本来は別ウィンドウで MSN のサイトが表示されるはずですが、現在の IE7 ベータ2では動作しません。また、1つ目についても、Windows Vista 上の IE7 では少しおかしな挙動(元のブラウザウィンドウに http://www.msn.co.jp/ と表示され、別ウィンドウで MSN サイトが表示される)をします。

いずれも、現在調査および対処中です。

コメントでレポートいただきました方、ありがとうございます。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月19日 19:56


及川です。

IE7 でフィッシング詐欺検出機能を有効にしていると、このサイトがフィッシングの疑いがあると報告されることがあると思います。本件は、INPUT フィールドが複数あったり、www.microsoft.com へ A タグでリンクを張っていたりすることなど、複数の要因により発生しております。現在、サイト管理者のほうで対策を検討しておりますし、IE7 の開発チームにも報告してあります。

フィッシング詐欺検出機能などについても解説し、普及に努めようとしているこのサイトがフィッシングサイトだと疑われるとはなんとも皮肉な話です。

利用者の方々には不安を抱かせてしまうかもしれませんが、しばらくの間、なにとぞご理解いただけるようにお願いいたします。

よろしくお願いします。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月19日 14:36


及川です。

以前、「セルフホスト」という投稿で、開発中の製品を実際に社員が日々の業務で使用し、品質を高めるということについて解説しました。このセルフホスト、別名「ドッグフード」とも呼ばれていますが、米国で行われている TechEd にあわせて以下のようなビデオが YouTube で公開されています。 オリジナルは TechEd 2006 virtual experience?で "Hey Ron, how does that dogfood taste?" として公開されております。[23:25 更新]

英語で恐縮ですが、マイクロソフトのドッグフードについての解説がされておりますので、興味のある方はご覧ください。

マイクロソフト
及川卓也 (実は、YouTube のビデオを埋め込むのをしてみたかっただけだったりして)

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月16日 21:02


及川です。

今日は皆さんに重要なお知らせです。

Windows Vista(Windows Server “Longhorn” を含む。以下同じ)では 16 ビットアプリケーションに対する日本独自機能が提供されません。Windows XP/Windows Server 2003 までは、DOS/V 互換の日本語機能などが 16 ビット環境に対して提供されておりましたが、Windows Vista では英語版と同等の16ビット機能が提供されることになります。16 ビットのバイナリを利用しているアプリケーションが Windows Vista 上にて不具合を起こす場合は、32 ビットおよび 64 ビット環境へと移行していただくようお願いします。なお、マイクロソフトでは、日本独自機能の有無にかかわらず、16 ビットアプリケーションは速やかに 32 ビットおよび 64 ビットに移行することをお勧めしております。

ちょっと補足します。たとえば、Windows XP では %windir%\system32\ に次のような DOS/V 環境を実現するファイルが用意されています。

  • ntfont.sys
  • font_win.sys
  • $disp.sys
  • disp_win.sys
  • kkcfunc.sys
  • msimek.sys
  • msimei.sys
  • msime.dic

DOS/V(なつかしいなぁ。年がばれますね)では、日本語関係のドライバは config.sys にて設定され、IBM 互換機上での日本語の表示や日本語入力を実現していました。Windows NT 系の OS(Windows XP や Windows Server 2003 が含まれます)ではそれと同様のことを行うために、上のファイルが用意されており、%windir%\system32\config.nt にて、これらのファイルがロードされるように設定されています。これにより、16 ビット MS-DOS アプリケーションを起動すると、NTVDM によりこの設定ファイルが読み込まれ、DOS/V 互換の 16 ビット環境が実現されるようになっています。

Windows Vista ではこれらのファイルは提供されませんし、また config.nt ファイルも英語版とまったく同じ状態になります。

従いまして、16 ビット環境で動作するアプリケーションやモジュールを利用していらっしゃる方は、日本語環境への依存が必要でないかを早急にご確認いただき、もし動作しないようであれば、32 ビット/64 ビットへの移行を進めるようにお願いします。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月16日 12:55


及川です。

まずは下の画面を見てください。クリックすると拡大しますので、是非、大きくして確認して欲しいのですが、何か違いに気がつきますか?

このページはマイクロソフトの Windows Vista のホームページです。皆さんがブラウザでご覧になっているのと、同じでしょうか?

同じという方、ありがとうございます。Windows Vista を試していただいている方ですね。このページはメイリオフォントを Web ページフォントとして指定していますので、メイリオが使える環境、すなわち Windows Vista 上の IE からご覧になっていただいた場合には、このように表示されます。

いかがでしょう? 新しいメイリオが ClearType 機能で滑らかに表示されているのがお分かりになるでしょうか。この Web ページは CSS で font-family: Meiryo を先頭に加えただけです。こうするだけで、メイリオがある場合には、それを優先して表示させ、なかった場合には、その後に指定されるフォントか、IE のフォント設定で指定されているフォントが使われます。このページの場合には、メイリオがなかった場合、IE のフォント設定で指定されている MS? P ゴシックが使われます。

もちろん、メイリオと MS P ゴシックの両方できちんと表示できるようにするには、レイアウト設計などを十分考えなければいけませんが、メイリオの利用はそれを上回るユーザーエクスペリエンスを提供します。

ブログで CSS をカスタマイズできる方、ご自身で Web サイトを持たれている方は是非お試しください。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月15日 13:29


及川です。

Windows Vista ベータ2のカスタマープレビュープログラムも始まり、多くの方が Windows Vista を評価していただきはじめているようです。ブログなどでも、皆さんがお試しになっている様子が伝わってきます。開発する側にとっても、とても励みになります。

いくつか、「XXX がインストールできない」とか「YYY が動作しない」というようなことを書かれているブログや掲示板を拝見しました。Windows Vista はセキュリティ面でも UAC(ユーザーアカウント制御)という仕組みが導入されているため、いくつかのアプリケーションは動作に影響が及ぶ可能性があります。

私が怠慢なため、このブログでは、まだ UAC についてきちんと説明していませんでしたが、ざっくりと言ってしまうと、管理者権限を必要とする作業については、たとえ管理者グループに属していても、通常動作は低い権限で行われるというものです。管理者グループに入っていないユーザーの場合には、クレデンシャル情報を要求するダイアログが表示され管理者権限が確認されますし、管理者グループに入っているユーザーの場合も、オプトインの形で管理者権限を本当に使うのかが確認されます。もうちょっと詳しい説明は Windows Vista デベロップメントセンターの説明をご覧ください。なお、話が脱線しますが、Windows Vista RC1 ではこの UAC の UI が変更される予定です。今は、ちょっと過剰とも言えるほどダイアログ(プロンプト)が表示されますが、それがもう少し整理される予定です(詳しくは、UACBlog の Reducing Elevation Prompts in RC1 をご覧ください)。

アプリケーションの互換性を維持するための方法はいくつかあるのですが、まず皆さんが Windows Vista を評価していただく際に、使いたいアプリケーションが動かなかった場合には、ファイルプロパティの互換性タブを試してみていただきたいと思います。この互換性タブですが、Windows XP にもありましたが、Windows Vista でもちゃんと用意されています。UAC に関係して、特権レベルの設定もできるようになっています。

「Windows のバージョンが違う」などのエラーがアプリケーションのインストール時に出た場合は、[互換モードでこのプログラムを実行する] をチェックし、適切なバージョン Windows をドロップダウンリストから選択して、試してみてください。また、管理者権限に関係したエラーが出る場合には、[管理者としてこのプログラムを実行する] をチェックしてして、試してみてください。

UAC については、また機会を改めて、解説をします。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月14日 15:50


及川です。

以前のTeredo の投稿で、次のように書きました。

一口に NAT と言っても、その種類は Cone NAT、Restricted Cone NAT、Port-restricted Cone NAT、Symmetric NAT の4つに大別することができます。Teredoは、このうち、Symmetric NAT には残念ながら対応できません。

Windows Vista では、この部分が改善されています。Teredo クライアントのうちの一方が Symmetric NAT の背後にいる場合でも、Teredo が利用できるようになりました。The Cable Guy – 2005 年 10 月 Windows Vista および Windows Server "Longhorn" の IPv6 への変更?においても以下のように書かれています。

現在 Teredo は、1 台の Teredo クライアントが、1 つまたは複数のシンメトリック NAT の背後に存在する場合、動作することができます。(送信トラフィックの) 外部の宛先アドレスにより、シンメトリック NAT は同じ内部 (プライベート) アドレスおよびポート番号を異なる外部 (パブリック) アドレスおよびポートにマップします。Windows XP および Windows Server 2003 の Teredo は、それ自体がシンメトリック NAT の背後にあると検出すると、それ自体を無効にします。この新しい動作により、Teredo はインターネット接続しているホストのより大きいセット間で動作することができます。

また、Windows XP では Teredo は既定状態では有効になっていませんでしたが、Windows Vista では規定で有効となります。ただし、RTM 版では、既定で有効であるものの、実際に使うためには、Windows Firewall の設定を手動で変更するか、Teredo を使うアプリケーションをインストールする必要があります。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月13日 23:39


及川です。

Windows Defender (ベータ2) 日本語版公開(セキュリティチームの Blog)でも紹介されていましたが、Windows Defender ベータ2の日本語版が公開されています。この Windows Defender ですが、以前 Microsoft Windows AntiSpyware と呼ばれていたもので、スパイウェアの対策(検出および削除)ツールです。単体でも提供されていますが、Windows Vista にはさらに強化されたバージョンが含まれています。

さて、このツールの名称ですが、セキュリティチームの Blog でも、

ちなみに、Windows Defender の UI は、「Windows Defender」 ではなく 「Windows 防御ツール」となっています。ベータ2では、名称が日本語化されていますが、製品名称に関しては色々な意見が引き続き交わされています。

と書かれていたとおり、関係者との間でいろいろと議論しておりました。今回、正式に、このツールの名称を英語名のまま、すなわち「Windows Defender」のままにすることが決まりましたので、お知らせします。

Windows Vista に含まれる Windows Defender および単体で提供されている Windows Defender、どちらも積極的なご評価をお願いします。

マイクロソフト
及川卓也

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
投稿日時: 2006年6月12日 23:16


及川です。

IE7 - RSS Publisher's Guide の続きです。コメント欄でも RSS フィードが IE に認識されないという指摘がありましたが、ここで改めて、説明させていただきます。

まず、RSS フィードボタンを有効にさせるには、HTML の中で?LINK エレメントを用いて、RSS 用のファイル(RDF、XMLなど)を指定する必要があります。これは RSS Auto Discovery というガイドラインで、IE だけでなく、Firefox などほかのブラウザでも利用されている方法です。

前回の記述から抜粋しますが、次の記述が必要となります。


? http://www.example.com/feedurl.rss
>

または ATOM の場合には次のようなになります。


? http://www.example.com/feedurl.xml
>

RSS フィード の形式で A タグで記述した場合には、IE で自動認識されません。

IE で自動認識はさせたくない場合は、A タグを利用してもかまいませんが、その場合は、Web サーバー側でその RSS 用のファイルに適切な MIME タイプを設定するにしてください。不適切な MIME タイプで送られてきた RSS 用ファイルは IE では RSS 用ファイルと認識されませんので、そのリンクをクリックした場合でも、IE のブラウザ内で表示しようとはせず、ファイルのダウンロードを試みるダイアログを表示してしまいます。

適切な MIME タイプは次のとおりです(これも前回の記述からの抜粋ですが)。

  • RSS 2.0 (.91 and .92): text/xml (推奨) または application/rss+xml
  • ATOM 1.0: application/atom+xml
  • RSS 1.0: application/xml?または text/xml
  • マイクロソフト
    及川卓也

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月9日 9:55


    及川です。

    ほかにもいろいろなところで書かれると思いますが、一応、ここが本家本元なので、ここでもアナウンスさせていただきます。

    今まで、ベータプログラム参加ユーザーや MSDN などのプログラムに参加ユーザーに限定させていただいていた Windows Vista ベータ2の配布ですが、ついに一般向けに公開させていただくことになりました。

    Windows Vista ベータ2 カスタマープレビュープログラムという名前で展開させていただきますが、実際 Windows Vista ベータ2を触っていただくことで、Windows Vista のリリースに向けた準備を進めていただけます。是非、積極的にご参加ください!

    参加方法も含めた詳しい内容については Windows Vista カスタマ プレビュー プログラムからどうぞ。

    マイクロソフト
    及川 卓也

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月8日 12:05


    衛藤です。

    ?

    Windows Server “Longhorn” に追加される日本の開発チーム発の新しい機能を紹介します。

    Active Directoryを構築されているまたは将来構築する予定のある方にとっては朗報かもしれません。Longhorn Active Directory ではよみでユーザーのソートや検索が行えるようになります。

    ?

    今までは、もしユーザーの名前に漢字を使っている場合は、そのユーザーオブジェクトを検索するにはその名前の漢字を正確に覚えておくしか方法がありませんでした。また名前によるユーザーオブジェクトのソートも文字コード順にソートされてしまいますので、我々日本人にとっては当たり前の50音順のソートを行う事は不可能でした。言い換えると、ソート結果は50音順という観点からすると「ぐちゃぐちゃ」の結果でとても整列とは呼べないものでした。もっとも顕著な例は、Exchange Server などのアドレス帳で一覧表示した場合でしょう。ユーザー数が多い場合は、目的のユーザーを探し当てるのはかなり熟練した技が必要になります。

    ?

    Longhorn では下記に示す振り仮名のためのスキーマ拡張が行われます。これらの属性は、Active Directory スキーマ スナップインで確認できます。

    • msDS-PhoneticCompanyName? 会社名の振り仮名
    • msDS-PhoneticDepartment??? 部署名の振り仮名
    • msDS-PhoneticDisplayName? ユーザーの表示名
    • msDS-PhoneticFirstName????? ユーザーの
    • msDS-PhoneticLastName??????? ユーザーの

    例えば、「及川 卓也」というユーザーを作成して表示名の振り仮名(よみ)を設定する簡単なスクリプトの例を示します。?

    sName = takuya.oikawa

    sDisplayName = “及川 卓也

    sPhoneticDisplayName = “オイカワ タクヤ

    ?

    Set oContainer = GetObject(“LDAP://OU=WinDiv,DC=example,DC=local”)

    ?

    Set oUser = oContainer.Create(“User”, “CN=” & sName)

    ?

    oUser.Put “sAMAccountName”, sName

    oUser.Put “displayName”, sDisplayName

    oUser.Put “msDS-PhoneticDisplayName”, sPhoneticDisplayName

    oUser.Put “userPrincipalName”, sName & “@example.local”

    oUser.SetInfo

    通常の表示名に続き表示名の振り仮名を設定しているのがおわかり頂けると思います。 (もちろんADSI Editを使用して振り仮名を設定する事も可能) それ以外の方法については、Beta 3以降で対応する予定です。

    ?

    設定した振り仮名はActive Directory ユーザーとコンピュータ スナップインの検索機能を利用して検索できます。通常の検索では、[名前] フィールドに「オイカワ」といった具合によみを入力して検索することで該当するすべてのユーザーが検索されます。もちろん部分文字列の「オイ」だけを入力しても動作します。詳細検索を利用する場合は、会社名、部署名、表示名、姓、名のいずれかのフィールドを指定してその属性に対してよみで検索可能です。

    ソートは、スナップインの詳細ペイン(右側部分)で、振り仮名属性の列の追加が可能になりますので、後は通常のリストビューのカラムヘッダをクリックするのと同様に振り仮名のカラムヘッダをクリックするだけでソートが可能になります。

    しかし、実際の恩恵としてはこういった管理コンソールだけではなく Active Directory対応のアプリケーションが振り仮名を利用できるようになることではないでしょうか。最も典型的な例としては、Exchange / Outlook のアドレス帳になると思われます。

    もし振り仮名によるソートや検索を実現するためだけに、Active Directory とは別のユーザーデータベースを別途構築していたとするとそれらはもはや必要なくなるでしょう。Longhorn からは Active Directory がユーザーの振り仮名などの情報をすべて保持してくれます。

    ?

    (キー坊になりきって…)小さな事からコツコツと、日本のユーザーにとってより使いやすい製品にすべく頑張りますので、フィードバックをお寄せください。

    ?

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月7日 20:32


    及川です。

    何を隠そう、最初に "Origami" と聞いたとき、Tablet PC 用の日本向けペーパークラフトソフトウェアか何かと思ったのは、私です (^^;;;;。

    皆さんは、すでにご存知でしょうが、"Origami" という開発コード名で呼ばれていた UMPC (Ultira Mobile PC) はその名のとおり、Windows XP のフル機能を備えた超小型モバイル PC です。タッチスクリーンやタッチペン、ソフトキーボード(親指操作の特別仕様のもの)といった入力をサポートし、WiFi や Bluetooth といった接続機能も備えています。

    この UMPC、OS としては通常の Windows XP Tablet PC Edition なので、特に UMPC 上で動作させるだけならば、大きな変更は必要ありません。しかし、小型スクリーンにあわせるために、ソフトウェアの GUI デザインなどを変更する必要がある場合があります。

    そのような場合に便利なのが、今回紹介する UMPC Display Emulator です。UMPC Display Emulator はこちらからダウンロードできます。

    UMPC Display Emulator は Windows 上のアプリケーションで、これを動作させると下の図(クリックで拡大します)のように、アプリケーションをこの Emulator の中に納め、実際の操作性を確認することができます。

    UMPC Display Emulator

    UMPC 向けのアプリケーションソフトウェア開発を検討される方は是非お使いになってみてください。

    参考情報

    マイクロソフト
    及川卓也

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月6日 23:07


    及川です。

    ここ何回かの投稿でお伝えしているように、Windows Vista および Windows Server "Longhorn" では IPv6 が標準でインストールされ、有効になっております。

    IPv6 を実際のインターネットでここまで身近に触れる国というのは日本ぐらいですので、是非、IPv6 機能を評価していただき、実環境でも問題が無いかご意見をいただければと思います。「身近に」と言われても、「私のところには IPv6 の環境が無いよ~」という方も心配いりません。IPv4 上で IPv6 の接続を実現するトンネル技術が Windows Vista および Windows Server "Longhorn" には実装されております。ただ、今日お伝えしたいのは、トンネル技術を使って、評価を進めてくださいということではありません(これはこれでお願いしたいことですが)。たとえ、IPv6 を使う気が無かったとしても、既存の IPv4 のネットワークに悪影響を与えないかという観点からも評価もお願いしたいのです。

    デュアル IP レイヤ

    皆さんに理解していただきたいのは、Windows Vista(Windows Server "Longhorn" を含む。以下同じ)では、IPv4 および IPv6 の2つの IP レイヤが共存したネットワークになるということです。したがって、ある問題が発生した場合に、それがどちらの問題かの切り分けが必要になります。問題の切り分けには、ネットワークモニターなどでパケットをキャプチャすることも有効ですが、どちらか片方のプロトコルだけを使えるようにし、それで動作を確認することも有効です。

    IPv4 の無効化

    IPv4 を無効にし、IPv6 ネイティブ環境(IPv6 ピュアモード)にするにはコマンドプロンプトから次のコマンドを実行します(Winodws Vista では UAC が有効になっていますので、コマンドプロンプトを [管理者として実行] してください)。

    C:\>netsh interface ipv4 uninstall

    システムを再起動することで、IPv4 がアンインストールされます。

    逆に、IPv4 を再インストールするには、

    C:\>netsh interface ipv4 install

    を実行し、システムを再起動してください。

    IPv6 の無効化

    IPv6 は IPv4 と異なり、アンインストールの手段は提供されていません。netsh を起動してみてもらってもお分かりのとおり、interface ipv6 の下に uninstall コマンドはありません。また、[ネットワーク接続の管理] から各ネットワーク接続(たとえば、「ローカル エリア接続」など)のプロパティを開き、「Internet Protocol VFersion 6 (TCP/IPv6)」をチェックボックスをオフにしたとしても、それはそのネットワーク接続でだけ IPv6 が無効になったに過ぎず、トンネルなどの仮想インターフェイスでの IPv6 通信を無効にするものではありません。

    Windows Vista では、基本的には IPv6 が今後のコアプロトコルになるであろうとの考えから、このように IPv6 のアンインストールオプションを提供していません。しかし、企業ユーザーなどで機器が IPv6 に対応していないために、不具合が起こり、そのため IPv6 の利用を停止したいと考えることもありうるとの考えから、以下のレジストリを設定することで IPv6 をすべてのインターフェイスで無効にすることができるようにしています。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip6\Parameters\DisabledComponents
    Value (DWORD) : 0xFF

    レジストリエディタで上の値を作成し、DWORD タイプで 0xFF を設定してください。その後、システムを再起動することで、IPv6 がすべてのインターフェイスで無効になります。

    以上、今回は IPv4 と IPv6 の無効化の方法について説明させていただきました。ネットワークで不自然な挙動があり、それが IPv4 と IPv6 の共存によるものの可能性がある場合は、上の方法でどちらかを無効にしていただき、動作を改めて確認していただければと思います。

    マイクロソフト
    及川卓也

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月5日 23:33


    及川です。

    Windows Vista および Windows Server "Longhorn" には LLMNR (Linklocal Multicast Name Resolution) と呼ばれるプロトコルが実装されています。これはDNSサーバーの無い1つのサブネット上で互いの名前の解決を行うためのプロトコルです。1つのサブネットで構成されることの多い家庭や SOHO のネットワークやアドホックネットワークなどで利用されます。

    IPv4 では

    IPv4において、DNS名が無い場合、従来の Windows では NetBIOS over TCP/IP (NetBT または NBT) を用いてこの問題に対処していました。Windows のファイルとプリンタの共有で用いられるプロトコルである SMB/CIFS に詳しい方ならばご存知だと思いますが、NetBT では NetBIOS 名前クエリ要求メッセージをローカルサブネットのブロードキャストアドレスに送る(ブロードキャストする)ことで名前解決を図ります。問い合わせを受けた名前を保持するシステムは、このメッセージを受けると、元の名前解決要求を送信したシステムに、ユニキャストで NetBIOS 名前クエリ応答を送信します。このように、IPv4 では DNS の無いローカルサブネット上での名前解決にはブロードキャストを用いた方法がとられていました。

    IPv6 ではこの方法を用いることはできません。まず、ご存知のように、IPv6 にはブロードキャストが用意されていません。また、IPv6 上での NetBIOS の操作は定義されておりません。したがって、IPv6 ではこの方法に変わる別の手段が必要となります。

    IPv6 での解 - LLMNR

    IPv6 では、DNS サーバーに DNS クエリメッセージをユニキャスト送信する代わりに、マルチキャストアドレスに DNS クエリメッセージを送信します。サブネット上の LLMNR 対応ノードはこのマルチキャストメッセージを受け取り、自分がその問い合わせられた名前を保持している場合、それに対して応答メッセージを送信します。これがざっくりとした LLMNR の動きとなります。DNS メッセージをそのまま用いて、DNS サーバーの無いローカルサブネットでの名前解決を実現するというのが重要な部分です。

    LLMNR は IETF の DNSEXT (DNS Extensions) WG で議論されています。最新のインターネットドラフトは draft-ietf-dnsext-mdns-46.txt になります。

    誤解しないでいただきたいのですが、LLMNR は DNS の置き換えではありません。これはインターネットドラフトでも次のように明確に説明されています。

    3.? Usage Model

    LLMNR is a peer-to-peer name resolution protocol that is not intended as a replacement for DNS; rather, it enables name resolution in scenarios in which conventional DNS name resolution is not possible. This includes situations in which hosts are not configured with the address of a DNS server; where the DNS server is unavailable or unreachable; where there is no DNS server authoritative for the name of a host, or where the authoritative DNS server does not have the? desired RRs.

    なお、この LLMNR に対応するために、アプリケーション側での対応は不要です。アプリケーションは DNS サーバーが存在する環境であっても、DNS が存在しない環境であっても、WSAConnectByName() または GetAddrInfoW() を使って名前解決を図ることができます。なお、LLMNR 自身の API 問題についてはインターネットドラフトの中の "4.4. API Issues" で言及されています。また、インターネットドラフトの著者の1人である Bernard Aboba が LLMNR Issues List という Web ページで LLMNR の現状をまとめているのですが、そこにある FAQ でも次のように書かれています。

    Will LLMNR break applications?

    Not if used properly. The main way that a bad LLMNR implementation could break applications is by advertising a IPv4 Link-Local address inappropriately. Since LLMNR can only be used for name resolution on the local link, LLMNR responders can only respond to queries for names valid on the interface on which they are received, with information that is valid on the link on which the query is received. For example, if a host had two interfaces, one which had an IPv4 linklocal address, and another with a routable address, then it would be a bad idea to respond to an LLMNR query on the interface with the routable address with an A RR including the IPv4 linklocal address which was not valid on that interface. This would encourage the LLMNR sender to attempt to contact the host on an interface that was not reachable on the local link -- causing the application to break.

    簡単に言うと、正しく使われていれば、アプリケーションの互換性は保証されるということですね。

    Windows CE での対応状況

    実は LLMNR はすでに Windows CE で対応されています。Windows CE ではバージョン 5.0 より LLMNR の対応が行われています。

    マイクロソフト
    及川卓也

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月5日 19:59


    及川です。

    TLS が IE7 および Windows Vista の WinInet では既定で有効に で書かせていただいたように、IE7 では SSL v2 サポートが既定状態では有効になりません。

    また、HTTPS Security Improvements in Internet Explorer 7 でもお知らせさせていただいていますが、Windows Vista では弱い暗号アルゴリズム(40 ビットおよび 56 ビットの暗号化)は無効になっています。

    Symptom: When viewing an HTTPS site that is configured to use weaker ciphers (40-bit and 56-bit encryption) on Windows Vista, an error page is displayed.

    Cause: On Windows Vista, weak encryption ciphers have been disabled and only stronger ciphers are enabled by default.

    是非、SSL/TLS をお使いのサイトをお持ちの方はIE7 のベータ2で実際に動作を確認していただくことをお勧めいたします。

    Netcraft からは 97% もの HTTPS のサイトがすでに TLS をサポートしているとの調査結果(Most sites ready for SSL progress)が示されています。

    SSL version 2 was supported by Netscape 1.0, back in 1994, and it was made obsolete by SSL version 3, published in 1996. But while SSL version 3 was soon widely supported — and over 97% of HTTPS sites also support its successor, TLS

    また、この調査結果では、IE 以外のブラウザ - たとえば、Mozilla や Opera - でも SSL v3/TLS のサポートがなされ、弱い暗号アルゴリズムのサポートを非推奨/無効にしていることが示されています。

    The Mozilla project first suggested disabling support for SSL v2 a year ago, and now also plan to drop weak ciphers. Internet Explorer 7 will disable support for SSL v2, and IE on Windows Vista will not support weak ciphers. And Opera version 9 will disable SSL v2 and weak ciphers.

    そして、SSL v2 を要求するサイトはすでに 0.1% をきっていることも同じ調査で明らかになっています。

    Up until a year ago, when developers began talking about dropping SSL v2, there were still significant numbers of sites that only supported SSL v2. But server operators have got the message now. Out of the top 20,000 SSL sites (as ranked by users of the Netcraft Toolbar), only 20 sites (0.1%) require SSL version 2. This is reflected across the wider survey, with around 0.1% of sites requiring SSL v2.

    さて、皆さんの Web サーバーの準備はいかがでしょう? SSL v3 もしくは TLS への対応は済んでいらっしゃいますか? 残りの 0.1% に入ってしまっていらっしゃいませんか? まだの方は是非早めに準備を進めていただけるようにお願いします。

    マイクロソフト
    及川卓也

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月2日 21:21


    衛藤です。2ヶ月ぶりの登場です...

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    セキュリティ レスポンス チームによる日本独自のホワイトペーパー「情報漏洩を防止するための企業戦略」が公開されました。

    ?

    このホワイトペーパーでは、情報漏えい防止の為には「人」「プロセス」「技術」のバランスの取れた戦略が必要であり、場当たり処理的に単一の安易なソリューションを導入しただけですべてが解決できるわけではない、つまり「多層防御」が必要であることが書かれています。多層防御については、弊社TechNetのサイトなどでも紹介されていますので、興味のある方は参考にしてみてください。3章の脅威シナリオの洗い出しにもありますが、情報漏えいのシナリオは悪意のあるなしを含めて非常に多岐に渡るものなので、こういった考え方に基づく戦略は重要です。もちろん我々開発チームとしては、いかにソフトウェアで解決できるエリアを拡大できるかも同時に推し進めるよう努力していきます。4章ではマイクロソフトが提供している機能が一部紹介されていますが、どれか1つではなくそれらを組み合わせる事により「多層防御」の実現に一歩近づけると言えます。Windows Vista では更に強力なセキュリティ機能が提供されます。ぜひ近日公開のBeta 2を試してみてください。

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    以前我々のチームで作成したホワイトペーパー「情報漏えい対策ガイド(Windows)」もしっかり参考情報として紹介されています。もしまだ見た事がないという方はぜひこちらもダウンロードしてみてください。J

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    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月1日 18:40


    及川です。

    前回、Windows Vista/Windows Server "Longhorn" の IPv6 サポート というポストをしたときに、なぜか見つからなかったのですが、Cable Guy に Windows Vista および Windows Server "Longhorn" での IPv6 機能についての紹介がされていたのを見つけましたので、リンクを貼っておきます。

    ただ、この記事、少し日本語訳がおかしいところがあります(お恥ずかしい)。しかも、なぜか内容も少し足りません。もし英語が苦手でなければ、元の英語の記事をお読みいただければと思います。日本語訳がおかしい点については、至急社内で対応いたします。[6/13 更新: 新しい日本語訳がアップロードされました。]

    英語のほうで書かれている内容は、ほぼ前回の私の投稿で書かれているものと同じです。ただ、Teredo の改善やLLMNRについて解説されていますので、これについては別途投稿しようと思います。

    マイクロソフト
    及川卓也

    コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。
    投稿日時: 2006年6月1日 12:56