前回お話しましたように、現在開発中の Microsoft Expression には、Graphic Designer, Interactive Designer, Web Designer の3つの製品が揃っており、どれもデザインツールという位置づけをされています。今回はその中でInteractive Designer についてご紹介します。
Interactive Designer は、Windows Presentation Foundation (WPF) ベースの Windows アプリケーションやウェブ向けアプリケーションのリッチなユーザーインターフェースを作成するためのツールです。3Dオブジェクトやビデオ、オーディオ、アニメーションなどのさまざまな要素を Interactive Designer 上で統合できます。必要であれば、内容を XAML でエクスポートし、開発者がそれを Visual Studio に取り込んで、より深いコーディングを行うことも可能になります。
ここで現在利用可能なMicrosoft Expression Interactive Designer July 2006 CTP (英語版) をインストールして試してみます。
(http://www.microsoft.com/products/expression/en/interactive_designer/id_free_trial.aspx)
尚、こちらの製品をインストールするには、.NET Framework 3.0 (改名前 WinFX) July 2006 CTP のインストールが必要になります。今回試した環境は以下になります。
OS: Windows XP Professional SP2
l Visual C# Express 2005
l .NET Framework 3.0 July 2006 CTP
l Interactive Designer July 2006 CTP
Interactive Designer を起動して新規にプロジェクトを作成してみますと、exe ファイルか、コントロールライブラリが作成でき、開発言語もC#, VB のどちらかを選択することが可能です。画像データにおいては XAML 形式で保存され、プロジェクトの保存形式は Visual Studio Project File として保存されます。ですから、Interactive Designer で作成したプロジェクトファイルをVisual Studio で起動しコードを実装することが可能です。
また、Interactive Designer でもコードファイルを追加し、コードビハインドを実現します。ヘルプファイルを参照すると、コード作成画面ではインテリセンスもサポートしているようですが、今回の環境では表示されませんでした。この辺りはまだまだこれからという感じのようです。
Expression 製品はあくまでもインターフェイスをデザインするものという位置づけですが、こうして見てみると Interactive Designer はかなり開発ツールの要素を含んだ製品になっていると感じられると思います。
今回使用した CTP は英語版ですが、サンプルやチュートリアルも含まれておりますので、興味のある方は是非 Expression の世界を体験してみては如何でしょうか?