コミュニティエンゲージメント推進部 Blog

マイクロソフトのコミュニティプログラムを担当している部署です。

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2月 2006 Entries


コミュニティチームの沼口です。

私がハタチになったわけではなく、マイクロソフト株式会社が先週の2月17日で創立20周年を迎えたのでした。(ちなみに私はもうすぐその倍ですが、、、)

1986年の2月17日に18人の社員によりマイクロソフト株式会社(通称、MSKK)がスタート。このとき米国外で最初のマイクロソフトの子会社であったそうです。そのころの話は元MSKK社長、最高技術顧問、本社副社長の古川さんのブログでもいくつか紹介されていますね。私が始めてマイクロソフトのソフトウェアを使った My first Microsoft はDOSで動くマルチプランでした。(ちなみにマルチプランでグラフを作るマルチチャートは日本で作った、、、と古川さんが言っていたのを思い出します)

昔の話はほぼ「伝説」のようにしか聞いていないので、そのあたりは MSN Spaces の古川さんのブログなどを参照してほしいのですが、上述の「世界で最初の子会社が日本法人」に代表されるように、マイクロソフトと日本の関係というのは(私自身も中にはいってはじめて知ったのですが)かなり深いものがあったようです。

Basic の機能拡張についても、当時の日本からのフィードバックがものすごく採用されていたり、MSDN ライブラリにおける英語以外のドキュメントの作成(つまり翻訳)について当時の日本の社員が直接ビル・ゲイツにメールを出して直訴したり(そのおかげで日本語のドキュメントが用意されることになった。その社員は今でも第一線で活躍中)、NT3.51 や Windows 95 で多くの日本の社員が米国本社に出向して開発に携わったり、、、いわゆる「売り」以外のところでも多くの日本法人の社員がかかわってきた、、、と聞いています。

とは言え、そこは米国本社の企業であることに否めなく、まだまだ日本のお客様にとっては「うーん、使いづらい、、、」という点が多々あります。会社も大きくなり、昔のように良くも悪くも「優秀な社員による個人プレー」で動くようなことは少なくなってきています。

そんな中で Microsoft MVP アワードや、コミュニティ支援施策といった「生のお客様の声」は、日本からの要望をあげる重要な支柱のひとつになってきています。まだまだ試行錯誤な状況ですし、時間がかかることなのですが、過去日本からの要望が反映されたように、そのプロセスは違えど、このような仕組みを通して MSKK の社員がお客様の声を本社に届け、製品に反映させる、、、こんなお手伝いができれば、と思うのでした。

ちなみに昨年MSKKの社長に就任したダレン・ヒューストンは、この MSKK設立20周年という節目を迎えるにあたり、以下の発表をしています。

http://www.microsoft.com/japan/presspass/plan_j/default.aspx

先週、20周年のメールをダレンが社内に流したところ、ビル・ゲイツからも直接お祝いのメールが社員に流れました。彼はその中でこう書いていました(部分的、かつ意訳なので、、、その点はお許しを)

「(前略)当時を振り返ると、1年に2~3回は日本に行っていて、そのたびに山手線でアキバにいってショップを回っていたよ。そこにはいつも驚かされる技術がたくさんあって、いつも日本の新しいものを聞くとわくわくしたね。日本は私にとって非常に特別な場所で、そこで一緒に働いている社員も特別なんだ。」(注:最後の一文は過去形ではないのが泣かせます。I will always have a special place in my heart for Japan and for all the people I have worked with there over the years... ですから)

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。



スティーブバルマーからのビデオメッセージ

Tech-Ezoメンバーの協力によりストリーミングも!

壇上でQ/Aに答えるスピーカー陣。
向かって右から今村氏、赤坂氏、千葉氏。

当日の雪景色。皆さんお疲れ様でした!

コミュニティチームの沼口です。
以前、「北海道のコミュニティも元気です!」というエントリーをしましたが、そこで紹介した CLR/H (Community for Learning and Research / Hokkaido) による "Community Launch (コミュニティ・ローンチ" イベントが、2月5日(土)に札幌市生涯学習センター「ちえりあ」にて開催されました。私も陣中見舞いということで参加してきましたので、そこの様子をご紹介したいと思います。

が、さすがに北海道。実はこのイベントの開催メンバーでも一部の方々が(本人の名誉のためあえて誰とは書きませんが、、。(^^;)) 悪天候のため会場入りできない状況に。私は前日の金曜日の午後6時過ぎの羽田発の飛行機で新千歳空港に降り立ったのですが、その後の便がなんと「雪のため滑走路上で飛行機が動けなく」なり、後続がすべて羽田に引き返した、、、とのこと。
さらに最悪なのは、翌日の土曜日は「猛吹雪」のため、新千歳空港が封鎖され、どうにもこうにもならず、、、というハプニングがありました。関係者の方々は本当に悔しい思いをされたと、心中お察しいたします。天候には勝てませんからね。。。

そのような悪天候にもかかわらず、当日は20名以上の方々が会場にあつまり、このコミュニティ・ローンチ・イベントに参加されました。コミュニティ・ローンチ・イベントは世界各国に存在する INETA 参加のコミュニティ、ユーザーグループにより VS2005/SQL2005/BizTalk2006 の出荷にあわせたタイミングで開催されてているもので、内容等々はコミュニティの希望・要望におまかせして独自に開催しているものになります。マイクロソフトはこのようなイベントを行っていただけるコミュニティに対して、イベントを盛り上げるための垂れ幕や参加者の皆様へのプレゼントなどをコミュニティの主催者の方々に提供する形で支援をさせていただいています。すでに東京でも同様のコミュニティ・ローンチ・イベントが複数のコミュニティ、ユーザーグループの共同企画、または単独により開催されました。

今回、CLR/H さんのコミュニティ・ローンチ・イベントでは、まず千葉順樹氏による「ツールとして見る Visual Studio 2005」で統合開発環境としての VS2005 の新機能、機能強化および Express Edition を中心し、中でもユーザーによりカストマイズ可能な機能についてデモを交えて紹介されました。

次に CLR/H 代表の今村丈史氏により、本人曰く「地味で、ニッチだけれど、即効性がある」コードスニペットの活用方法を、基本的な機能紹介から独自の追加方法、サードパーティ、ユーザーグループによる機能強化モジュールの紹介を実際の画面上で紹介されておりました。Visual Basic のユーザーの間では本当に昔から活動されているユーザーグループの VBUG (Visual Basic Users Group Japan) によるコードスニペットエディター日本語版も紹介されておりました。

最後は、北海道在住のテクニカルライター、フリーランスプログラマー(そして、Microsoft MVP for C++)の赤坂玲音氏による「Visual Studio 2005 Generics (ジェネリクス)プログラミング」の紹介が行われ、Generics が実際にどのような役割を果たすのか、どのような利点があるのかを、サンプルコードを紹介し、修正し、コンパイルしながら、参加者の皆さんに紹介し、Q/Aを通して皆さんとディスカッションをされておりました。いやぁ、赤坂さんの「えーと、このクラスについては本当はもっと説明したいんですが、、、、うーん、時間がないなぁ、、、」というせりふが本当に「よさを伝えたい」という気持ちの表れだったと思います。本来、ゲームプログラミングといった部分でご活躍されているのですが、VS2005 のローンチということで、本来の専門ではないところで、話題を提供していただいた赤坂さんには本当に感謝ですね。

なおかつ、このイベントは Tech-Ezo のメンバーの協力にて、ストリーミングで配信されていたのです。(写真参照)蒲田さんを始めとする皆様、本当にすばらしいイベントでした。ブレードサーバーがラックなしの生で会場前にあるのを見たときは一体何が始まるのか最初理解できませんでした、、、(^^;

INETAJ の運営委員でもある北端氏はこのイベントの司会を務め、翌日の仕事のため懇親会を出ることなく青森にお帰りになりました。なんと、飛行機は天候に左右されるため(ビンゴ!)、当初よりフェリーを予約して、、、という念の入れよう。本当に頭がさがります。片道車で2時間をかけて参加された山本さん、懇親会最後まで熱く語りあった中村さん、、、多くの方々の熱意を感じることができたイベントでした。

すでに来月(3月25日)も勉強会を企画して、多くの方々の参加をお待ちしている、とのこと。ぜひ、北海道も盛り上がることを期待しています!

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。



Office12 - 沼本さんとのラウンドテーブル

WPF - マイケルさんとのスペシャルセッション

C#3.0 - アンダースと集合写真

C#3.0 - Anders Hejlsberg  格好いい!!! 

コミュニティチームの沼口です。
今日までパシフィコ横浜で開催されている Microsoft Developers Conference 2006 ですが、このイベントにあわせて来日した米国本社の方々とのラウンド・テーブルやスペシャル・セッションを MVP さんやユーザーグループの皆さんに提供すべく企画しておりましたが、先日で予定されたイベントがすべて終了いたしました。

1月31日には米国本社にてOfficeのマーケティングに対して責任をもたられているゼネラル・マネージャの沼本(ぬもと)さんとMVPさんとのラウンドテーブルを新宿オフィスにて開催し、次期バージョンである Office 12 についてのディスカッションを行いました。沼本さんからも開発における MVP のフィードバックは非常に重要視しており、今後もご協力ください、という力強いお言葉を(ネイティブの日本語で!)いただき、かつ、MVP さんからも多くの意見、質問、フィードバックをいただくことができました。夜遅くにもかかわらずご参加いただいた MVP の皆様、本当にありがとうございました。

また、先日2月2日に横浜会場において2つのスペシャルセッションがおこなれました。1つめは WPF (Windows Presentation Foundation) について沼本さんと同じくキーノートスピーカーである Michael Wallent さんと、そして2つ目は C# の父である Anders Hejlsberg さんとのセッションでした。

マイケルさんのセッションでは「パワーポイントのデモンストレーションなんかより、実際のコードが見たい?」と聞かれ、早速 どんな XAML が書かれているかを紹介しながらの説明となりました。数名の MVP さんはスクリーンの前まで進みながら、活発な双方向のディスカッションになりました。

アンダースさんのセッションは休憩をはさんで約2時間半(!!)の長丁場。しかしながら、現在のC#、そしてこのイベントならではの未来のC#について熱い議論が行われました。議論が白熱すると随時通訳が追いつかなくなり、「Code 書いちゃえ!!!」という会場からのリクエストで、MVP さんとアンダースの「コードバトル」がホワイトボード上で始まったり、、、と、本当に白熱したセッションになりました。午後7時から9時半までの遅い時間にもかかわらずご参加いただいたMVP, ユーザーグループの皆様、そしてお疲れにもかかわらず遅い時間までエネルギッシュに対応していただいたアンダースさん、さらにこのセッションの議事進行・コンテンツチェックをしたいただいた奥津さん、青柳さんをはじめとする多くの方々に本当に感謝いたします。アンダースからも「非常に楽しかった!」というコメントをいただくことができました。私もいままでの MVP/コミュニティの日本開催のセッションでこれほど面白かったセッションはありませんでした。あ、あと、手前味噌ですが、企画した MVP チームの小島さんや他の多くのマイクロソフトの関係者にも感謝、感謝です。

日本におけるこの手のセッションはどうしても「座学なれ」している国民性のためか、結構粛々と静かに行われるのは否めませんよね。実は外人にとってはこれが非常に不安になる要素で「静かだったけど、面白くなかったんだろうか、、、」と悩む方が多いのです。
MVP さんは Global Summit などの経験から「良い話のときの反応」「悪い話のときの反応」を意識してしてくれるので、スピーカーの方も結構「ノリノリ」なってくれます。また、双方向のコミュニケーションになるようにスペシャルセッションやラウンドテーブルを企画するので、日本の MVP さんやユーザーグループの方々とのコミュニケーションを楽しんでいただけます。
こういう活動が「次、日本にいきたい!」と米国本社側で思う人を増やす地道な活動でもあります。

参加された皆様、本当にありがとうございました。どうです、楽しかったですか? :)

修正:Mallent ー>Wallent 2月4日

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。